マインドセット


From:川上 裕也(株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング)

 最近、子供達の部活動や宿題を見ていると、
「これってただの作業だよな」と思うことがよくあります。

行動科学の研究によると、身体を使うアスリートや歌手、頭脳を使うチェスや将棋、学者の世界でもトップパフォーマーと言われる人たちは、今の自分よりも少し背伸びした目標を設定し、意図的な練習・思考を繰り返すことで技術や知識を向上させていることがわかっています。

元タレントの島田紳助さんも、芸人を目指す若手に意図を持って練習することの大切さを例え話で伝えていました。

「プロ野球選手は練習で何百回とバットを素振りするのは当たり前。みんなやっている。
 でもただの素振りを何回、何時間やってもそれは無駄。
 素振りして練習した気になっているだけ。
 筋トレしてるだけ。
 ただバットを早く振れる筋肉がつくだけだ。

 元阪神タイガースの4番、ミスタータイガースと呼ばれた掛布さんは素振りする時に、
 いつも『ピッチャーは誰で、カウントは1-2で…』とシチュエーションを設定して意図を持って素振りをしていた。 
 そうやって掛布さんはバッティングの技術を磨き続けて、結果を出し続けたからミスタータイガースと呼ばれるバッターになれたんだ。」

難しい事や新しい事にトライする時、思考を働かせることになるので、精神的な努力を必要とします。
ここで多くの人は、自分が慣れていること、無意識でもオートマチックにできてしまう「作業的」なことに逃げがちです。
でもそれでは何も身につかず成長できません。

ビジネスにおいても脳に汗をかいて「新しい価値を生み出す」ことにどれだけ時間を使えているか?が、収益性を高めることにつながります。

あなたは脳に汗をかいていますか?作業に逃げていませんか?



川上 裕也(かわかみ ゆうや)

株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング
コンサルティング部門 医業収入アップ シニアコンサルタント

北九州市立大学卒業後、4つの会計事務所で約20年間、経営者の良きパートナーとして200件以上のクライアントを担当。

3件目の会計事務所で、弊社代表である渥美がGMを務める大型歯科医院の担当者となる。

当初、医業収入2億円規模だった歯科医院を、担当していた3年間で5億円以上に成長させる過程に携わった。

今までに関わった歯科医院からは、マーケティングとマネジメントを駆使して「院長個人とクリニックにお金が残るようになった!」「自信を持って経営判断を下せるようになった!」「業績が一気に回復した!」・・・などの絶大な信頼を獲得。

全国のクリニックから寄せられる経営相談に応え、東奔西走している。

趣味は、バスケットボール。

この執筆者の記事