From：氏家 楓（株式会社　歯科専門　集患アウトソーシング）

計画を立てることが楽しいときって、ありませんか？

あれもいいな、これもいいな、こういうのはどうかとか色々思いついて、仲間と盛り上がることもあるでしょう。自分の好きなこと・やりたいこと・得意なことの計画は、アイデアも浮かんできやすく、資料探しも楽しめます。前向きに取り組め、やる気に満ち溢れます。

しかし、いざ計画に沿って進めていくと、急な変更や問題点が出てきて滞ってしまうこともあります。
面倒な作業になると、優先順位を後回しにして結局放置してしまう、なんてことも。

私は毎年1１月頃に翌年の目標を立て、いつ頃にスタートをしようかなど計画を立てるのですが、やりたいことを詰めすぎて、計画倒れになることもしばしば・・・・
勢いだけでやりたいことを思いつくまま書き出すのも大事ですが、実行できなければもったいないですよね。

あなたの歯科医院でも、様々な計画を立てて取り組まれていらっしゃると思います。

スタッフ向けプロジェクト（研修や歓迎会、バースデーなど）
患者様向けプロジェクト（スタッフ紹介、イベント、歯科知識アップツール作成など）
医院改善プロジェクト（患者対応・スタッフ教育・売上などの課題提起・改善策など）・・・

様々な計画の中で、
「できたらいいな」で終わってしまうこと。それができたら、もっと最高なのに、頭の片隅にちらついて気になるのに、先延ばしにしてしまう目標や計画。
取り組んでみたものの、上手くいかず後回しになっていること。

皆さんはありませんか？


あえて放置したままであるのなら良いのですが・・・。
たいていは、「そういえば、どうなってる？」という場合が多いと思います。

個人で言えば、「三日坊主」。仕事で言う、「計画倒れ」。


なぜこうなってしまうのか？

原因の多くは、「何を達成するのか？」「どうやって達成するのか？」という、ＷＨＡＴやＨＯＷだけを考えて計画を立てている、ということです。

例えば、「今月は新患○○人！」「ホームページの充実化を図る！」「月に１回のミーティングをする！」など、医院・スタッフ・患者様にとってプラスになる素晴らしい計画を立てたのに、
「とりあえずやってみますが・・・（めんどうだなぁ）」
「これって意味あるのかなぁ・・・」「大変そう・・・」
とスタッフが消極的になってしまったとしましょう。

そうなってしまうと、たとえ計画通りに進めていっても、残念ながら良い結果は得られません。
行動を起こすために必要な”理由”が、スタッフの方に伝わっていないからです。
言われたからやっている、やらされている。そうなると、行動も消極的になります。


計画を立てるとき、たったひとつ「ＷＨＹ」を加えてみてください。

「なぜ、この計画を達成すべきなのか？」
「なぜ、この計画で達成できるのか？」

つまり、「ＷＨＹ」を組み込むことによって
なぜそれに取り組むのか？
→その取り組みによって、どのような結果が見込めるのか？
→その結果が見込める根拠や証拠は？
このような点を、論理的に説明できるということなのです。

「え？そんなこと？」と、あなたは思われるかもしれませんが、
自分にとっての普通は、相手にとっての普通ではありません。
「なぜ」が伝わらないと、相手はあなたが達成したい計画に協力したいと思わないでしょう。分かりやすく相手に伝えるために、論理的に説明するということはとても有効な方法です。


他にも、医院全体のプロジェクトだけでなく、個人の目標を計画通りに進める際にも「WHY」を考えることは重要です。
「なぜ、私はこうしたいのか」「なぜ、この計画を達成したいのか」が明確になっていると、悩んでしまうことがあっても、軌道修正やモチベーションの維持がしやすいのです。


三日坊主、計画倒れで終わらせたくないときには、
上手くいかない理由を「なぜ？」と、一度振り返って考えてみることをお薦めします。

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