マインドセット

From:渥美貴浩(株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング)

20代、30代、そして40代。振り返ると、私は人並み以上に働いてきたと思います。休日も平日の夜も仕事のことを考え、目の前の案件に全力を注いできました。

その結果、今ではある程度、自分の時間を自分でコントロールできるようになりました。誰かに決められたスケジュールではなく、自分で選んだ時間の使い方ができる。これは若い頃の私には想像できなかった自由です。

最近よく思うのは、人生の仕事時間の「総量」は、実はあまり変わらないのではないか、ということです。

良い大学は「ゴール」ではなく「切符」

大学受験を考えるとわかりやすいかもしれません。高校時代に必死に勉強した人は、良い大学に入り、良い会社に入るチャンスをつかみます。スタート地点が有利になるので、その後のキャリアも比較的スムーズに進みやすい。

ただし、良い大学に入ったことはゴールではありません。それは「有利なスタート地点」と「チャンスをつかみやすい切符」を手に入れたということです。
社会に出れば、学歴だけで評価されるわけではありません。経験を重ねるほど、何を成し遂げたか、誰に信頼されたかが重要になります。
せっかく手にした切符も、使わなければ何の意味もありません。

出遅れても、挽回はできる。

私自身は、大学受験で結果を出せませんでした。就職氷河期ということもあり、社会人のスタートから苦労しました。でも、だからこそ社会に出てから人一倍働くしかなかった。
そして、スタートで出遅れても、そこから積み上げれば挽回はできるということも、身をもって知りました。

頑張った時期が、あとで自分を支える「根拠」になる。

頑張った時期があれば、あとから楽になる「根拠」が生まれる。

これは精神論ではありません。頑張った時期に積み上げた実績、信頼、スキル、人脈、資産。それらがあとになって自分を支える根拠になるのです。

逆もまた然りです。若い頃に積み上げる機会を逃してしまえば、人生の後半になって、その差を埋めるために、さらに努力が必要になることもあります。厳しいようですが、これが私が社会に出てから見てきた現実です。

前払いには「利息」がつく。

つまり、人生の仕事は「前払い」か「後払い」かの違いなのかもしれません。

ただ、前払いには「利息」がつきます。若いうちの努力は複利のように効いてくる。20代で身につけた力は、その後何十年も使い続けられるからです。同じ1時間でも、若い時の1時間の方が、人生全体で見れば価値が大きい。

だとすれば、仕事の総量は同じどころか、前払いした方が少なくて済む可能性すらあります。

会社選びは「5年後に何が残るか」で考える。

では、就職活動をしている皆さんは、何を基準に会社を選べばいいのか。

初任給や休日数、福利厚生はもちろん大切です。けれど、それと同じくらい考えてほしいのは、「その会社で5年間働いたとき、自分にどんな力と経験が残るのか」ということです。

ここで言う「頑張る」とは、長い時間働くことではありません。一つひとつの仕事に本気で向き合い、考え抜き、昨日より少しでも成長しようとすること。

大切なのは時間の長さではなく、密度です。

そして、その密度の高い時間を過ごせるかどうかは、どの会社を選ぶかで大きく変わります。

会社にも、社員の成長に投資する責任がある。

だからこそ、私たち会社の側にも責任があります。社員に努力を求めるだけでなく、仕事を任せ、挑戦の機会をつくり、その成長に本気で投資すること。若い人の前払いの時間を、確かな力として残せる場所であること。それが、経営者として私が果たすべき約束だと考えています。

今の頑張りは、未来の自分の時間を買っている。

学歴があってもなくても、それは変わりません。若い頃の時間をどう使うかで、将来の自由度は大きく変わります。体力も吸収力もある今のうちに自分自身に投資しておけば、その努力が利息となって返ってくる。

そして人生の後半で、「自分の時間を選べる自由」を手にすることにつながっていくのです。


渥美 貴浩(あつみ たかひろ)

株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング
代表取締役社長

医業収入2億円以上の歯科医院向けにマーケティングとマネジメントをアウトソーシングする「株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング」を経営。

令和5年11月 現在。
クライアントの平均医業収入は3億2千8百万円。

1歯科医院での1ヶ月の新患数300名オーバーの実績を持つ。

また、1歯科医院での1ヶ月間のインビザライン無料相談176件獲得、全クライアント合計での1ヶ月間のインビザライン無料相談1,100件以上獲得など、自由診療マーケティングでも数多くの結果を出してきた。

スタッフ80名、医業収入9億円規模の大型歯科医院の元事務長。

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