渥美 貴浩(あつみ たかひろ)
人並みの努力で、人並み以上の結果は出ない。
From:渥美貴浩(株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング)
若いうちは、結果の差が見えにくい。
同じ会社に入り、同じような仕事をして、同じような給料をもらう。
同期と大きな差があるようには見えない。
少し手を抜いても、すぐに困るわけではない。
逆に、一生懸命やったからといって、すぐに大きな成果が出るわけでもない。
だから、多くの人はこう考える。
「そこそこでいい」
「無理しなくてもいい」
「周りと同じくらいやっていれば問題ない」
もちろん、それも一つの選択だ。
人並みでいることが悪いわけではない。
ただし、将来、人並み以上の結果を望むなら、若いうちに理解しておいたほうがいいことがある。
人並みの努力で、人並み以上の結果が出ることはない。
これは厳しい言葉に聞こえるかもしれない。
しかし、社会に出て長く仕事をしていると、これは精神論ではなく、かなり現実に近い言葉だとわかる。
「効率よく働く」の意味を間違えない。
今の時代は、「効率化」「タイパ」「最短ルート」という言葉がよく使われる。
もちろん、効率よく働くことは大事だ。
無駄な作業を減らす。
同じミスを繰り返さない。
仕組み化する。
成果につながらないことに時間を使わない。
これは仕事をするうえで、とても重要な考え方である。
ただし、効率化とは「楽をすること」ではない。
本当の効率化とは、無駄な負荷を減らし、成長につながる負荷に集中することだ。
ここを間違えると、ただ手を抜いているだけなのに、自分では「効率よく働いている」と思ってしまう。
成長する人は、楽をしているわけではない。
むしろ、他の人が避けがちな面倒なことに向き合っている。
わからないことを調べる。
先輩に質問する。
お客様の反応を振り返る。
資料を作り直す。
数字を確認する。
失敗した理由を考える。
次はどうすればよいかを具体的に直す。
こういう地味なことを、人より少し多く積み重ねている。
その差は、最初はほとんど見えない。
だが、数年たつと大きな差になる。
若いうちの努力は、すぐに報われないことが多い。
若い社員にとって、仕事はわからないことだらけだと思う。
思ったように成果が出ない。
注意される。
自分なりに頑張っているのに評価されない。
同期と比べて焦る。
自分に向いていないのではないかと思う。
そう感じることは珍しくない。
だが、若いうちの努力は、すぐに給料や役職に反映されるとは限らない。
むしろ、すぐには見えない形で蓄積される。
仕事の進め方。
人との向き合い方。
数字の見方。
考える力。
やり切る力。
失敗から修正する力。
面倒なことから逃げない姿勢。
こうしたものは、若いうちには目立ちにくい。
しかし、30代、40代になったとき、確実に差になる。
若い頃の負荷は、将来の選択肢に変わる。
逆に、若い頃に避け続けた課題は、将来の制約になる。
これは脅しではない。
仕事の世界では、かなり自然な因果関係である。
数字や結果は、自分を責めるためではなく、成長の材料にする。
仕事をしていると、必ず数字や結果が出る。
売上。
契約数。
成約率。
リピート率。
作業時間。
ミスの数。
お客様からの評価。
数字は、ときに厳しい。
自分では頑張ったつもりでも、結果が出ないことがある。
しかし、数字は人を否定するためにあるのではない。
今のやり方が合っているかどうかを教えてくれる材料である。
結果が出ないときに大切なのは、落ち込むことではない。
言い訳を探すことでもない。
「どこを変えればよいか」を見ることだ。
行動量が足りないのか。
準備が足りないのか。
相手の求めていることを理解できていないのか。
伝え方が弱いのか。
確認が甘いのか。
そもそも目的を理解していないのか。
数字や結果を冷静に見る人は、伸びる。
逆に、数字から目をそらす人は、同じ場所で止まりやすい。
結果は、自分の価値を決めるものではない。
ただし、自分の仕事を改善するための重要な通信簿ではある。
成長は、少しきつい場所にある。
身体を鍛えるとき、軽すぎる重さだけを扱っていても筋力は伸びにくい。
フォームを覚える。
正しいやり方で続ける。
休むべきときは休む。
そのうえで、今の自分には少し重い負荷をかける。
そうして初めて、身体は変わっていく。
仕事も同じだ。
今の自分に簡単にできることだけを続けていても、成長は大きくならない。
少し難しい仕事。
少し緊張する場面。
少し責任のある役割。
少し苦手な相手。
少し高い基準。
そういうものに向き合ったとき、人は伸びる。
もちろん、無謀な働き方をする必要はない。
体を壊すほど働くことが正しいわけでもない。
睡眠を削り続けることに価値があるわけでもない。
必要なのは、無駄な無理ではなく、成長につながる負荷である。
わからないことをそのままにしない。
苦手な仕事から逃げ続けない。
言われたことだけで終わらせない。
もう一歩だけ考える。
もう一度だけ確認する。
もう少しだけ質を上げる。
この小さな負荷の積み重ねが、将来の実力になる。
人並みでいることは悪くない。ただ、望む未来に合っているかは考える。
人並みが悪いわけではない。
平均的に働き、平均的な成果を出し、平均的な評価を受ける。
それも一つの生き方である。
ただし、将来こう思うなら、今の行動も変える必要がある。
もっと稼げるようになりたい。
もっと任される人になりたい。
もっと自由に働ける力をつけたい。
もっと選択肢を持ちたい。
どこに行っても通用する人材になりたい。
そう望むなら、人並みの努力だけでは足りない。
周りと同じことをしていれば、周りと同じ場所に落ち着きやすい。
人より少し多く学び、人より少し深く考え、人より少し早く改善する。
その積み重ねが、少しずつ差になる。
大きな差は、いきなり生まれるものではない。
毎日の小さな差が、数年後に大きな差になる。
若いうちに選ぶべきもの。
若いうちは、まだ実績が少ない。
だからこそ、選ぶべきものがある。
楽な仕事ばかりを選ばない。
面倒なことからすぐに逃げない。
わからないことを放置しない。
注意されたことをその場だけで終わらせない。
見栄で自分を大きく見せようとしない。
その代わりに、必要な負荷を選ぶ。
素直に学ぶ。
数字を見る。
約束を守る。
準備をする。
報告を早くする。
失敗を修正する。
昨日より少し良くする。
特別な才能がなくても、これを続けられる人は強い。
若い頃に身につけた仕事への向き合い方は、その後の人生に長く残る。
一度、負荷から逃げない姿勢を身につければ、環境が変わっても通用する。
人並み以上の未来を望むなら。
人並みの努力で、人並み以上の結果が出ることはない。
この言葉は、少し厳しい。
だが、若い人を突き放すための言葉ではない。
むしろ、早く知っておいたほうがいい現実である。
結果を変えたいなら、行動を変える。
行動を変えたいなら、基準を変える。
基準を変えたいなら、自分にかける負荷を変える。
若いうちは、まだいくらでも変われる。
仕事の基礎も、考え方も、習慣も、これから積み上げられる。
だからこそ、人並みの安心に慣れすぎないことだ。
今の少し重い負荷は、将来の自分を助ける。
今の小さな努力は、数年後の選択肢になる。
今の一歩が、未来の差をつくる。
人並み以上の未来を望むなら、今日から人並み以上の基準を持つことだ。
PROFILE
渥美 貴浩(あつみ たかひろ)
株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング
代表取締役社長
医業収入2億円以上の歯科医院向けにマーケティングとマネジメントをアウトソーシングする「株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング」を経営。
令和5年11月 現在。
クライアントの平均医業収入は3億2千8百万円。
1歯科医院での1ヶ月の新患数300名オーバーの実績を持つ。
また、1歯科医院での1ヶ月間のインビザライン無料相談176件獲得、全クライアント合計での1ヶ月間のインビザライン無料相談1,100件以上獲得など、自由診療マーケティングでも数多くの結果を出してきた。
スタッフ80名、医業収入9億円規模の大型歯科医院の元事務長。
