川上 裕也(かわかみ ゆうや)
セールスライティングの基本②
From:川上 裕也(株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング)
前回のブログでは「セールスライティングの基本①」として
・最初の文章を読ませる
・ヘッドラインが読者の心をとらえる
ということをポイントとしてお伝えしました。
では、実際に
・読者に最後まで読まれる魅力的な文章
・読者の目を引くヘッドライン
を書くにはどうすれば良いのでしょうか?
それにはまず「読者の行動心理」について学ばなくてはなりません。
【人は理屈ではなく、感情でモノを買う】
行動心理というのは「人はどのような心理でモノを買うのか」ということです。
あなた自身も衝動買いをしてしまった経験はありませんか?例えば・・・
ある日、SNSやECサイトからおすすめされた商品で、自分好みの最新のスニーカーをみつけました。
「これいいなぁ」
と思ったとたんに、ネットでそのスニーカーを探しはじめて、購入ボタンをポチ。
その後、ブランドのことや、素材、機能、値段、評価などを調べあげ、
「前に買ったスニーカーはずいぶん古くなっていたし」
「評価も高いし」
「こんなに高機能なんだから」
「たまに買うものだから奮発してもいいだろう」
「大切に履いて長持ちさせれば良いじゃないか」
購入した後で、いろいろ理屈を考える。
実際には衝動買いだったのに、まるで「これは良い物なんだ」「必要だったんだ」と自分に言い聞かせるように、正当化するように・・・
このことから分かるのは、
「人の欲求は、理屈よりも強く感情を動かす」ということです。
ニーズよりもウォンツが強いということです。
セールスライティングは人に行動させることが目的です。
あなたが求める行動を読者が起こすためには、この行動心理を理解しておくことはとても大切です。
【得たい欲求・避けたい欲求】
人を動かす欲求は、大きく分けて2つあります。
・何かを得たい欲求(成功、快楽、モテたいなど)
・何かを避けたい欲求(痛み、恥、不快感など)
文章やヘッドラインを書くときには、読者がどんな欲求を持っているか、どんな感情持っているのか、何に不満や不足を感じているのか、を考える必要があります。
つまり、文章のテクニックよりも前に、読者について理解することが大切、ということですね。
ちなみに、人は「避けたい欲求」の方が強いと言われています。
「明日、楽しいことがありますよ」
と言われるよりも
「明日、辛いことが起こりますよ」
と言われた方が、自分を守るために強いメッセージとして受け取るようになっているのです。
今回は、人の行動心理についてポイントをまとめてみました。
次回は、読者の感情や欲求に強くアプローチして、「欲しい」という気持ちにさせることができたら、次は・・・
というお話をさせていただきます。
PROFILE
川上 裕也(かわかみ ゆうや)
株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング
コンサルティング部門 医業収入アップ シニアコンサルタント
北九州市立大学卒業後、4つの会計事務所で約20年間、経営者の良きパートナーとして200件以上のクライアントを担当。
3件目の会計事務所で、弊社代表である渥美がGMを務める大型歯科医院の担当者となる。
当初、医業収入2億円規模だった歯科医院を、担当していた3年間で5億円以上に成長させる過程に携わった。
今までに関わった歯科医院からは、マーケティングとマネジメントを駆使して「院長個人とクリニックにお金が残るようになった!」「自信を持って経営判断を下せるようになった!」「業績が一気に回復した!」・・・などの絶大な信頼を獲得。
全国のクリニックから寄せられる経営相談に応え、東奔西走している。
趣味は、バスケットボール。