川上 裕也(かわかみ ゆうや)
成功と努力の時間差
From:川上 裕也(株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング)
ビジネスにおけるスキルセットや企業経営においても言えることですが
今の時点で成功していると言えるものは、過去の積み上げてきた努力が実を結んだ結果です。
もし、今「できていない」と感じるなら、それは過去の努力の積み上げが足りていなかったり、過去に油断して手を抜いたことが原因である可能性が高い。
「行動と結果の時間差」があることを理解しないと、「頑張っているのに成果が出ない」といった誤ったストレスを感じてしまいます。頑張った成果が現れるまでには、思っているよりも長い時間がかかるのです。
この「行動が結果に反映される実際の時間」と、自分が感じるそれとのギャップは大きいことが問題です。
まず、うまくいっていないときには「努力が報われない」と感じがちです。多少努力しても、すぐには結果が出ないことが多いため、報われる直前で心が折れてしまうこともあります。
一方、今上手く行っていることに安心し、油断していてもすぐに悪化することなく順調なときもあります。これも問題で、悪化していくのも思っている以上の時間がかかるのです。
そのため、「今でも自分は十分できている」と怠けたり、「自分はできるし、もう飽きた」と現状から目を背けてしまうことがあります。
やがて下降線をたどり始めたり、周囲の状況に変化が起こってきても、こうなってしまうと油断した気持ちはなかなか引き締まりません。
「これはたまたまだ」とか「まだ十分挽回できる」と自分に言い訳し、結果として状況が悪化するまで対策を講じることができません。
自身の実力が一定のレベルまで達すれば、スキルや経営は安定していきますが、そこで過信をして停滞しているわけです。
しかし、自分は同じ位置にとどまっていると思っているかもしれませんが、停滞するということは、常に変化・成長しているビジネスシーンでは相対的には退化しているのと同じです。
現在の行動が結果として現れるまでに思っている以上に長い時間がかかると見積もっておくことが重要です。
この時間差を理解し、常に努力を続けることが、継続的な成功・達成を収めるためには必要なのだと思います。
PROFILE
川上 裕也(かわかみ ゆうや)
株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング
コンサルティング部門 医業収入アップ シニアコンサルタント
北九州市立大学卒業後、4つの会計事務所で約20年間、経営者の良きパートナーとして200件以上のクライアントを担当。
3件目の会計事務所で、弊社代表である渥美がGMを務める大型歯科医院の担当者となる。
当初、医業収入2億円規模だった歯科医院を、担当していた3年間で5億円以上に成長させる過程に携わった。
今までに関わった歯科医院からは、マーケティングとマネジメントを駆使して「院長個人とクリニックにお金が残るようになった!」「自信を持って経営判断を下せるようになった!」「業績が一気に回復した!」・・・などの絶大な信頼を獲得。
全国のクリニックから寄せられる経営相談に応え、東奔西走している。
趣味は、バスケットボール。