川上 裕也(かわかみ ゆうや)
ビジネスの評価基準は「他者評価」であることを忘れてはいけない
From:川上 裕也(株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング)
先日、ユニクロの柳井正さんが新入社員に向けて次のようなメッセージを送っていました。
「ちょっとできる人が一番問題なんですけど、学校を卒業したばっかりの人は【自分が優秀で何でもできる】っていうふうに思いがちなんです。
でもそういうことはありませんから。現実にはそういうことはないです。
自分はまだ半人前、もっと言えば、まだ社会人としては何もできてないっていうふうに思ってないといけないんじゃないかなっていうふうに思います。
それはどういうことかっていうと、【知ってること】と【できること】は全く違うということです。」
「ビジネスの世界での判断基準っていうのは、お客様の満足なんですよ。お客様が満足しない限り、いくら仕事をやってもそれは仕事になりません。」
「特に我々の場合は小売業なんで、毎日来店される、あるいは毎日ビジネスでお買い上げしていただけるお客様に対して満足してもらえてるかどうかっていうことが評価の基準です。
評価の基準主体が自分ではなく、お客様の方にある。
だから皆さんは売る立場ですけど、売る立場ではなくて買う立場の方に基準があるっていうことをやはり良く理解してもらわないといけない。」
「だから基本をしっかり練習してください。
我々の商売、どの商売でも一緒だと思うんですけど、全て原点は現場にあります。
お客様の前に顔を出す。目を見て挨拶をする。基本的なことをしっかりやってください。」
「【知ってる】といくら言ってたって、知っててもできなきゃ駄目ですよ。できなければ人の指導はできませんからね。」
「いい加減じゃなく、本気で仕事に向き合ってるなって思ってもらえるようになったら、周囲の人があなたに協力してくれます。
反対に仕事を軽視して、日の当たる場所ばっかりに出ていって、自分の仕事を適当に済ましているとそれは絶対に成長しません。」
「それと相手の役に立つっていうことがすごく大事なことで、日々の仕事で皆さんは常に念頭に置いてもらいたいのは、相手の役に立つ人になる。相手の役に立つですよ。
自分の役に立つではなしに、相手の役に立つ人になる。
お客さんは当然のことですけど、店の仲間とか取引先、近所の人、ショッピングセンターの販売員であれば、周辺のお店の人でその人たちを尊重して、その人たちのために何ができるのか、そのことを常に考えていただきたいというふうに思います。」
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「自分はできている」
「自分はやった」
「自分は知っている」
といくら自分で言っても、他者評価が「できていない」であれば、それは仕事ができていることにはならない。
この基本的なことを理解する謙虚な姿勢が大切だな、と。
クレームがあった時、失敗をした時、それを受け入れ、他責にせずに「自分が源泉」という考え方ができているか。
謙虚な姿勢で学び、改善をする努力ができているか。
忘れてはいけない大事なことということで、改めて自身の反省、自戒、備忘のために残します!
昨日に学び
明日を夢見て
今日を最高傑作にする!
PROFILE
川上 裕也(かわかみ ゆうや)
株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング
コンサルティング部門 医業収入アップ シニアコンサルタント
北九州市立大学卒業後、4つの会計事務所で約20年間、経営者の良きパートナーとして200件以上のクライアントを担当。
3件目の会計事務所で、弊社代表である渥美がGMを務める大型歯科医院の担当者となる。
当初、医業収入2億円規模だった歯科医院を、担当していた3年間で5億円以上に成長させる過程に携わった。
今までに関わった歯科医院からは、マーケティングとマネジメントを駆使して「院長個人とクリニックにお金が残るようになった!」「自信を持って経営判断を下せるようになった!」「業績が一気に回復した!」・・・などの絶大な信頼を獲得。
全国のクリニックから寄せられる経営相談に応え、東奔西走している。
趣味は、バスケットボール。