マーケティング

From:氏家 楓(株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング)


「言葉にできない」ことは、「考えていない」のと同じである。
———株式会社 電通 コピーライター 梅田悟司

今回は、梅田さんの著書「言葉にできるは武器になる」から1つ、ライティング前の準備部分についてご紹介したいと思います。

ライティングをしていると、「どうしたら自分の言葉を、相手の心に響くようにできるだろうか」という事を考えてしまいます。トップセールスライターのような魅力的な言葉を生み出したい…!と、頭を悩ませる方もいらっしゃるかと思います。

実は、魅力的な言葉を生み出すための一番の近道は、
言葉を生みだすために「意見を育てる」ことなのです。

「え?もっと簡単な方法はないの?」と面倒に感じるかもしれません。ですが、よく考えてみて下さい。
うわべだけの言葉では、不意を突かれた時につい本音が出てしまいます。
あなたは、そんな相手の言葉に心を動かされるでしょうか?


意見を育てるには読書や経験など様々な方法がありますが、ここでは「すぐに実践できる方法」をお伝えしたいと思います。

著書の中では、「T字型思考法」というものが紹介されています。まず、頭の中の言葉を、一度外に全て書き出す。そして3つのキーワードを使い、更に考えを深化させていく、というものです。

①「それで?」(考えを進める)
②「なぜ?」(考えを深める)
③「本当に?」(考えを戻す)

脳にもキャパシティがあり、あれもこれもと頭の中で考えていると、必ず何かを忘れてしまいやすいです。
頭の中のモヤモヤとした言葉や考えを、紙やパソコンに書き出してすっきりとさせれば、クリアになった頭で存分に「考えること」に集中できます。これは、思考の連想と深化を促すには、欠かせない作業なのです。


また文中には、「人は考えているようで、思い出している」という言葉が出てきます。
「どういうこと?」と、一瞬、考えてしまう言い方ですよね。

簡単に言うと、頭の中に次々と浮かぶ言葉を整理しきれず、漠然と思考の堂々巡りをしてしまっている。という状態。余裕が無い時、自信が無い時、考え過ぎた時などに、誰しも陥りやすいかと思います。

頭の中がモヤモヤしていて、何を考えているかハッキリとしない。
自分の中で考えが明確になっていない。
そういった時、あなたが他者に向かって発する言葉(話す・書く)には一貫性が無く、考えをうまく説明できない可能性が非常に高いです。

自分の意見や考えを深く掘り下げ向き合う事でくっきりと明確になり、
あなたの発する言葉もまた成長していきます。

「誰かに伝えたいけど、うまく言葉にできない」
そう思った時、まず自分の頭の中に溢れている言葉たちときちんと向き合ってみてはいかがでしょうか。


氏家 楓(うじいえ かえで)

株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング
マーケティング部門 セールスライター

首都大学東京(旧:東京都立大学) 卒業後、大手マーケティング会社にて10年間セールスライターとして活躍。

自らがライティングしたセールスレターが社内における売上レコード(3日間のキャンペーンで2,600万円)を達成した実績を持つ。

当時勤めていたマーケティング会社のセールスライター育成講座の講師をしていた際に、受講生だった渥美社長と知り合う。

セミナーの休憩中にもオンラインセミナーを受講する渥美社長のストイックな姿勢に尊敬の念を抱き、懇親会で意気投合。

渥美社長が独立すると同時に、株式会社 歯科専門 集患アウトソーシングに入社。

トップページのライティングをしたクライアントの新患増加率は平均で 163%(月間最多新患数 344名) 。
また、矯正無料相談では1ヶ月間で 176名 の来院を達成した。

その実績から、
「歯科業界最高のセールスライター」
との呼び声が高い。

趣味は、海釣りとプロレス観戦。

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