氏家 楓(うじいえ かえで)
その文章は誰のため?
From:氏家 楓(株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング)
あなたが書いているその文章は、いったい誰のためのものでしょうか?
スタッフや患者様、衛生士学校の学生など、「自分以外の他者」に向けて書く機会も多いかと思います。その際、必ず心がけたいのは「文章を読む人にとって分かりやすいか」ということ。
ユーモアのある上手い文章を書く必要はありません。むしろこの発想こそが、ライティングに時間がかかる最大の要因です。
では、「分かりやすい」とはどんな書き方なのか。
例えば、求人募集の書き方でこのように書いてあったら、あなたはどう思いますか?
【当院は、働きやすい会社です。】
おそらくこの表現の仕方だと、「人間関係がよい」「休みが取りやすい」など、人によって受け取り方も異なるでしょう。
この「働きやすい」という部分は、「分かるようで分からない」言葉です。これでは求人ページを見ても、読み手は動きません。知りたい情報が、何も伝わらないから「ふーん」で終わりです。
一方で、このように書かれていたらどうでしょうか?
【教育カリキュラムとOJT制度がある会社です】
【講習会やセミナー費用を全額支給する会社です】
【有給休暇を、スタッフ全員が毎年100%消化している会社です】
【9時-18時までが勤務時間の会社です】
具体的な事実を伝えるだけで、「何がどのように働きやすいのか」が読み手にとって明確になりますよね。当たり前のことのように感じるかもしれませんが、意外とぼやけた文章の原因になっている部分なのです。
また、医院の雰囲気を上手く伝えようとして、「楽しい」「ほんわか」「のびのび」「やりがいたくさん」といった表現も避けましょう!
せっかくの医院の特徴や魅力的な内容も、書き手が無理矢理まとめてしまった表現によって、台無しです。抽象的な表現は、読み手には伝わりにくいのです。
「なんとなく分かるようで、実はよく分からない」という事態を、簡単に引き起こしてしまう。これが、文章の怖い所です。
まずは「分かりやすくて、読者に役に立つ文章」を目指しましょう!
PROFILE
氏家 楓(うじいえ かえで)
株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング
マーケティング部門 セールスライター
首都大学東京(旧:東京都立大学) 卒業後、大手マーケティング会社にて10年間セールスライターとして活躍。
自らがライティングしたセールスレターが社内における売上レコード(3日間のキャンペーンで2,600万円)を達成した実績を持つ。
当時勤めていたマーケティング会社のセールスライター育成講座の講師をしていた際に、受講生だった渥美社長と知り合う。
セミナーの休憩中にもオンラインセミナーを受講する渥美社長のストイックな姿勢に尊敬の念を抱き、懇親会で意気投合。
渥美社長が独立すると同時に、株式会社 歯科専門 集患アウトソーシングに入社。
トップページのライティングをしたクライアントの新患増加率は平均で 163%(月間最多新患数 344名) 。
また、矯正無料相談では1ヶ月間で 176名 の来院を達成した。
その実績から、
「歯科業界最高のセールスライター」
との呼び声が高い。
趣味は、海釣りとプロレス観戦。