マーケティング

From:氏家 楓(株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング)

最近友人から聞いた話で、私も気をつけようと思ったことを書き留めておきます。
今回は、読み手にきちんと伝えるための「接続詞の使い方」と「視覚的な読みやすさ」についてです。


友人が、書きあがった自分の文章を読み返していた時の事。
「うーん、この表現、わかりづらいかな?」
そこで友人は、近くにいたご主人の意見を聞きたいと、文章を読んでもらったそうです。

すると、1ページ分を読むまでの間に、ご主人からの意見・質問がどんどん出てきたらしく・・・。

「これってどういう意味?」
「この文章の主語って、何?」
「この太字と赤字の違い、何?」
「ここの文章の切り替わり方おかしくない?」
「読んでいて、見た目が読みづらい」
等々。

そんなにひどい文章だったの?と、私も読ませてもらいましたが、思っていたよりも普通の文章でした。

ただ、「こういう内容なんだな」と読み進めていけるけれど、よく読むと「結局、何について書いてあるのかな?」という印象を受けたのです。
他にも、「キーワードを際立たせるための太字赤字が多い」「改行は少ない」など、文字がぎっしり並んでいることで見た目の圧迫感を感じ、読みにくさを助長させている、という点も感じました。

友人の文章を読んで、ご主人は「統一感のない曖昧な文章」と感じ、見た目も内容もとても読みづらく疲れてしまったようです。

「文章の要点=伝えるべきこと」がぼやけるだけでなく、読み手に文章自体を敬遠されてしまっては本末転倒です。ライティングをする上では、「書き手が本当に伝えたいこと」を「読み手にきちんと伝える」ことを念頭に置かなければいけません。

では、この友人が指摘をうけた点で、私たちが学べる2つの事は?

1. 文章の切り替え方がおかしい場合
→文と文のつなげ方や、展開の仕方をチェックする時、「接続詞」に注目してください。接続詞が入ると論理展開がうまくいきますし、接続詞を変えることで文章がまとまることもあるのです。

例えば、「今日は雨だった。」と「来院患者数は多かった。」の文で考えてみましょう。
これを、「しかし」「それでも」「けれど」でつなげると、雨の日にも関わらず訪れる患者は多かったとなります。

一方、「そして」「つまり」「すると」でつなげるとこの文だけではチグハグな意味となってしまい、前後に補足の文章が必要となります。

接続詞を多用しすぎる必要はありません。
文章の切り替えに悩んだ際は、接続詞を加える・変更することを、お試しください。


2. 視覚的な圧迫感、読みづらい文章を避ける場合
→例外を除き、基本的に読み手は、文章を「眼」で読んでいます。直感的に「読みやすそう」と感じてもらうことも大切です。

≪例≫
A)歯を失う一番の原因は歯周病です。一生懸命ご自身で歯を磨いても歯ブラシが当たっていない部分の汚れは歯石となり頑固に付着してしまいます。

B)歯を失う一番の原因は、「歯周病」です。一生懸命ご自身で歯を磨いても、歯ブラシが当たっていない部分の汚れは「歯石」となり、頑固に付着してしまいます。


A)B)の違いは、句読点と、キーワードに付けた「」の有無だけですが、これだけでも見やすさはだいぶ変わります。句読点は出来れば、意味を伝わりやすくするため「一文に1つ以上」は入れましょう。

他にも、「こまめに改行をして視覚的にスペース(余白)をつくる」、「漢字とひらがなのバランスを考える」、「写真やイラストを入れる」など、読みやすく工夫できることは様々です。

今回の友人のように、自分以外の人に読んでもらい、感想を聞くことは、気づかなかった新たな発見につながります。第三者の視点は重要ですよ。

ただ文章を書くことが、ライティングではありません。
「書き手が本当に伝えたいこと」が、「読み手にきちんと伝わること」をゴールとして、ほんの少し工夫してみてはいかがでしょうか。


氏家 楓(うじいえ かえで)

株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング
マーケティング部門 セールスライター

首都大学東京(旧:東京都立大学) 卒業後、大手マーケティング会社にて10年間セールスライターとして活躍。

自らがライティングしたセールスレターが社内における売上レコード(3日間のキャンペーンで2,600万円)を達成した実績を持つ。

当時勤めていたマーケティング会社のセールスライター育成講座の講師をしていた際に、受講生だった渥美社長と知り合う。

セミナーの休憩中にもオンラインセミナーを受講する渥美社長のストイックな姿勢に尊敬の念を抱き、懇親会で意気投合。

渥美社長が独立すると同時に、株式会社 歯科専門 集患アウトソーシングに入社。

トップページのライティングをしたクライアントの新患増加率は平均で 163%(月間最多新患数 344名) 。
また、矯正無料相談では1ヶ月間で 176名 の来院を達成した。

その実績から、
「歯科業界最高のセールスライター」
との呼び声が高い。

趣味は、海釣りとプロレス観戦。

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