川上 裕也(かわかみ ゆうや)
スタッフが主体的に働いてくれる環境とは
From:川上 裕也(株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング)
スタッフが求めている環境とは
経営者として、スタッフを育成していくために必要なのは、スタッフとの間の信頼関係です。
スタッフは、上司を信頼することができなければ、上司がいくら話をしても
「自分たちのやることは本当に意味があるのだろうか」
「何か別の狙いがあるのではないか」
「また仕事が増えるだけではないのか」
と邪推してしまいます。
そして「やらされ感」が蔓延してしまいます。
このような環境ではスタッフの成長は見込めません。
スタッフ育成・組織開発において「心理的安全性」が注目をされていますが、要するにスタッフは、
「安心して発言ができる環境」
「失敗を許してくれる環境」
「何があったときに上司が守ってくれる環境」
を求めています。
スタッフが主体的に働いてくれる環境を作るには
組織内に安心や安全がなければ、スタッフは高い目標に向かって自ら動いていくことはできません。
「挑戦をしたけれど、結果がダメだったときに責められる」
「トラブルがあっても助けてくれない」
そう思いながら働く環境では、スタッフの業務中の選択は
・失敗しない無難なもの
・叱られないようなもの
になっていきます。
本来、患者様のために業務を行うべきなのに、経営者や上司の顔色を見ながら業務をしてしまうようになるのです。
そのような環境では、スタッフには挑戦しようという気持ちは生まれず、成長していくことができません。
スタッフが安心・安全を感じる環境を作るには、コミュニケーションが大切です。
いつもファクトベースの話ばかりをして、指示や管理の話ばかりをするのではなく、スタッフに関心を持ち、時には雑談をしてスタッフのことを知り、深く理解することが必要です。
スタッフがミスやエラーをすることを容認し、トライをすることの方が価値が高く、評価されるのだと伝えましょう。
日頃の感謝・激励・称賛・承認を伝えることはとても重要です。
スタッフが「自分は組織に必要な人間なんだ」と感じられる環境を作ることができれば、スタッフは主体的に働くようになります。
PROFILE
川上 裕也(かわかみ ゆうや)
株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング
コンサルティング部門 医業収入アップ シニアコンサルタント
北九州市立大学卒業後、4つの会計事務所で約20年間、経営者の良きパートナーとして200件以上のクライアントを担当。
3件目の会計事務所で、弊社代表である渥美がGMを務める大型歯科医院の担当者となる。
当初、医業収入2億円規模だった歯科医院を、担当していた3年間で5億円以上に成長させる過程に携わった。
今までに関わった歯科医院からは、マーケティングとマネジメントを駆使して「院長個人とクリニックにお金が残るようになった!」「自信を持って経営判断を下せるようになった!」「業績が一気に回復した!」・・・などの絶大な信頼を獲得。
全国のクリニックから寄せられる経営相談に応え、東奔西走している。
趣味は、バスケットボール。