マネジメント


From:川上 裕也(株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング)

2022年から、日本の一部の高校生は金融リテラシーについて学ぶ授業がスタートしたそうです。

諸外国と比較して日本は金融リテラシーがとても低いと言われています。確かに日本ではお金について学ぶ機会はありません。

私はたまたま税理士事務所に就職をしたので、そこで結果的にお金のことについていろいろと学ぶ機会を得たわけですが、もし一般企業に努めていたら・・・やはりお金について学ぶ機会はなかったのではないかと思います。

例えばアメリカでは子供は学校の授業や親から「お金の教育」を受ける機会があります。ですので若い時から積極的に資産運用をしています。

一方で「お金の教育」がない日本では特に投資への理解が進まず、資産のほとんどを貯金して現金で持っていました。その結果、金融庁の資料によると1995年から2016年の20年間でアメリカの一般家庭の金融資産は3.3倍に増えている一方で、日本では1.5倍しか増えていないのです。

経済の低成長、低金利、少子高齢化やテクノロジーの進化による経済構造の変化、上がらない賃金・・・

将来のお金について不安になる要素はたくさんあります。そう考えるとお金の正しい知識、お金の使い方、増やし方を学ぶ機会はとても大切ですし、特に若いときから長期で資産運用してお金を増やす方法を知っておくことはとても大切だと思います。欧米では「資産は孫の代まで、3世代かけて培うもの」という考え方があるそうです。

私は孫の世代まで生きているかは分からないですが、自分の子供にはできるだけ経済的に早く独立できるように、資産を長期的に運用すること、ビジネスのお金流れのことなど早くからお金のことは伝えておきたいと考えていました。

そこで昨年の4月で10歳になった子供に誕生日プレゼントとしてお金と小さいノートをわたし、「何にお金を使ったのか記録をするように」ということと、残っている残金には定期的に利息をつけるという話をしました。

・無駄にお金を使わないことを覚える
・残ったお金は運用すれば増えることを学ぶ
・算数の勉強になる

ということで初めてみましたが、さっそくトレーディングカードを買った記録が残っていました。これから半年ごとに利息をつけて、高校生までに少しずつコストや税金、投資のことも教えていきたいと考えています。

将来のお金のために親も子供も積極的にお金のことを学んでいきたいですね。



川上 裕也(かわかみ ゆうや)

株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング
コンサルティング部門 医業収入アップ シニアコンサルタント

北九州市立大学卒業後、4つの会計事務所で約20年間、経営者の良きパートナーとして200件以上のクライアントを担当。

3件目の会計事務所で、弊社代表である渥美がGMを務める大型歯科医院の担当者となる。

当初、医業収入2億円規模だった歯科医院を、担当していた3年間で5億円以上に成長させる過程に携わった。

今までに関わった歯科医院からは、マーケティングとマネジメントを駆使して「院長個人とクリニックにお金が残るようになった!」「自信を持って経営判断を下せるようになった!」「業績が一気に回復した!」・・・などの絶大な信頼を獲得。

全国のクリニックから寄せられる経営相談に応え、東奔西走している。

趣味は、バスケットボール。

この執筆者の記事