渥美 貴浩(あつみ たかひろ)
誰が主人公なのか?
From:渥美貴浩(株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング)
アップルは当初、新製品が完成する度に他のPCメーカーと同様に自社製品の機能について広告でアピールしていました。
ジョブズがアップルから追い出される前に手がけた新製品のマーケティングプロジェクトでは、彼は新聞紙面に多くのページを割いてマニアックな機能についての説明をしました。
その新聞広告は消費者の関心を買うことができず、大いに失敗をしました。
この失敗も含め、ジョブズは経営責任を取らされることになり、彼はアップルを追われることになりました。
その後長い時を経てアップルに復職したジョブズは、マーケティングの方針を、商品そのものではなくPCを実際に使用するユーザーを主人公とした物語に基づくマーケティングに切り替えました。
そのポイントは大きく3つに表れます。
1.ユーザーがどのようなイメージで見られたいのか。
2.自分では気づいていなかった隠れた素質を引き出す目標を定義する。
3.自らを表現するために使える道具を提供する。
ユーザーの生活、そしてユーザーの成長への物語において、アップルがどういう役割を果たすかを定めたことこそ、アップルの今日の成長に繋がっているのです。
素晴らしい商品、自信のあるサービスが生まれると、多くの経営者は自社商品を主人公にしたマーケティングを行ってしまいます。
ユーザーの視点は、この商品、このサービスは自分にどんな貢献をしてくれるのか?なのです。
マーケティングは商品中心ではなく、顧客中心でまずは考えましょう。
PROFILE
渥美 貴浩(あつみ たかひろ)
株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング
代表取締役社長
医業収入2億円以上の歯科医院向けにマーケティングとマネジメントをアウトソーシングする「株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング」を経営。
令和5年11月 現在。
クライアントの平均医業収入は3億2千8百万円。
1歯科医院での1ヶ月の新患数300名オーバーの実績を持つ。
また、1歯科医院での1ヶ月間のインビザライン無料相談176件獲得、全クライアント合計での1ヶ月間のインビザライン無料相談1,100件以上獲得など、自由診療マーケティングでも数多くの結果を出してきた。
スタッフ80名、医業収入9億円規模の大型歯科医院の元事務長。