マインドセット

From:渥美 貴浩(株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング)

最近、

「自分の強みを活かしなさい」

「好きなことだけを仕事にする」

みたいなフレーズをテレビや雑誌で良く目にするけど、あれは視聴率を稼いだり、販売部数を増やすために書かれているだけで、現実には一箇所だけ卓越していれば他が全てが許されるかというとそんな事はない。

優秀な社会人になるには卓越した領域が必要だけど、それ以外の領域でも

「平均かそれ以上」

にならないといけない。

とんでもない美味い料理を提供してくれる料亭でも、店は汚い、接客は最悪、値段はとんでもなく高額、だったら次からは行かなくなるはず。

自分が最高である分野以外でも、せめて、人並みの仕事をできるようにならないといけない。

強みにフォーカスすることはとても大事だけど、それを言い訳に、弱みから目をそらしていると、一定ラインから社会人として成長しなくなる。

スタッフと話していると、成長する人としない人の差は実はハッキリしている。

それは、

「責任のベクトルが自分なのか、他人なのか」

というところ。

成長する人は、何が起きても

「自分の責任だ」

と考えて、自分の行動を変えようといつも考えている。

一方で、成長しない人は、何かが起きたときに大抵は他人のせいにしてる。

当たり前だけど、これだといつまで経っても成長しない。

多くの人が自分の弱みに向き合うのを避けたいから、問題や原因を自分以外のところの責任にしてしまう。

でも、現実には、問題も原因も自分の中にしかない。

大切なのは、自分の弱みを認めて、受け入れて、そこから逃げずに対峙し続けること。

もしかしたら、いくら努力をしても弱みを完全に克服することはできないかもしれない。

だけど、自分の弱さに対峙し続けて、いかに弱みの影響を減らすかという事を考え続けないといけない。

そしてできることなら、自分の弱みを人並みかそれ以上くらいまで持っていけるようにしよう。

そうすれば、ビジネスマンとして卓越したプロフェッショナルになることができる。


渥美 貴浩(あつみ たかひろ)

株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング
代表取締役社長

医業収入2億円以上の歯科医院向けにマーケティングとマネジメントをアウトソーシングする「株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング」を経営。

令和5年11月 現在。
クライアントの平均医業収入は3億2千8百万円。

1歯科医院での1ヶ月の新患数300名オーバーの実績を持つ。

また、1歯科医院での1ヶ月間のインビザライン無料相談176件獲得、全クライアント合計での1ヶ月間のインビザライン無料相談1,100件以上獲得など、自由診療マーケティングでも数多くの結果を出してきた。

スタッフ80名、医業収入9億円規模の大型歯科医院の元事務長。

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