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From:原 浩恭(株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング)


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私たちは日常生活の様々な場面でこのような数字に出会います。
そしてその都度、買うか買わないか、するかしないかといった決断をしています。

「本年の◯◯試験の本学学生合格率は82%!」

次の数字は、年に一度行われる、とある資格試験の大学別合格率です。
A大学 受験者1,000人 合格者820人 合格率82%
B大学 受験者1,000人 合格者750人 合格率75%

大学在学中にこの資格を必ず取得したい高校生のあなたは、両校のパンフレットを見比べ次のように思いました。

A大学いいじゃん!

私もそう思います。
A大学はB大学の合格率を7ポイントも上回っていますからね。

では、次の情報を得た上ではどうでしょうか。
両大学の受験者内訳です。

A大学の学年別受験者数
全 体 受験者数1000人 合格820人(82%) 不合格180人(18%)
4年生 受験者数0900人 合格765人(85%) 不合格135人(15%)
3年生 受験者数0100人 合格055人(55%) 不合格045人(45%)

B大学の学年別受験者数
全 体 受験者数1000人 合格750人(75%) 不合格250人(25%)
4年生 受験者数0500人 合格450人(90%) 不合格050人(10%)
3年生 受験者数0500人 合格300人(60%) 不合格200人(40%)

両大学の4年生の比較
A大学 受験者数0900人 合格765人(85%) 不合格135人(15%)
B大学 受験者数0500人 合格450人(90%) 不合格050人(10%)

4年生の合格率はB大学の方が高くでています。
A大学85%<B大学90%

続いて両大学の3年生の比較
A大学 受験者数0100人 合格055人(55%) 不合格045人(45%)
B大学 受験者数0500人 合格300人(60%) 不合格200人(40%)

4年生に続き3年生でもB大学の方が高くでています。
A大学55%<B大学60%

4年生においても3年生においても合格率はB大学の方が高いのに、全体での比較になるとA大学の方が高いという不思議な結果になりました。

全体の数字だけを見ているとA大学がよく見え、受験者内訳を見ているとB大学がよく見える。

普段接している数字にはこのようなパラドックスが含まれていることがあります。

私たちは、算出されたデータには絶対的な正しさがあると思い込みがちです。しかしそれは切り口を変えるだけでこんなにも形を変えてきます。データにはこのような意図しない決断を引き起こしてしまう危うさもあるのです。

ではどうすればこれを回避できるのでしょうか。

日々多くの数字に接しその都度難しい決断をされている先生にとって、ひとつひとつのデータを毎回疑って分析していくことは現実的ではありません。

そこで大切にしたいのが先生の周りにいる専門家です。データの理解に多くの視点を取り入れることで多面的な分析が可能となります。お一人では気付けない点も多くの専門家を介することで見えてくる場合があるのです。

ただ目の前に流れてくる毎日をこなすだけの経営から、戦略をたて戦術を駆使して戦う歯科医院経営をやっていきましょう。小さな歯科医院ほどこの考え方が大切です。ひとりでできないことでも一緒にやればできます。先生はひとりっきりで戦うだけではなく多くの仲間とともに戦うこともできるのです。

A.P.O.managerでは歯科医院の収益を見える化し、収益向上に直結するポイントを数字で明らかにしていきます。ここで大切なのは、その明らかになった数字をどう読むか、その数字をどう捉えるかどう扱うかはその数字に接する人次第ということです。私たちコンサルタントは日頃から多くの歯科医院の数字に接し、最短最速で最大の効果があがるポイントを研究しています。もしあなたの歯科医院の収益がよくわからない理由で上がっている下がっているのであれば、その理由はA.P.O.managerを使うことで明らかになるでしょう。




原 浩恭(はら ひろやす)

株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング
コンサルティング部門 医業収入アップコンサルタント

明治大学卒業。

歯科医院を数多く顧問に持つ税理士法人2社に在籍後、株式会社歯科専門集患アウトソーシングに入社。

前職では歯科医院専門担当者として年間医業収入が2億円を超える歯科医院を数多く担当し、歯科医院が成長していく過程を熟知している。

得意分野はA.P.O.manager(経営数値管理ソフト)を使ったデータ分析。課題を把握して確実に成果を狙っていく。

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