マネジメント


From:原 浩恭(株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング)

「お金より大事なものはない。」

この言葉に抵抗を感じる先生も多いかもしれません。

しかし、毎日診療に全力を尽くしておられる院長先生にこそ、この言葉の真意をご理解いただきたいと考えています。

お金は「医院の継続性」を支える基盤

どれほど理念が素晴らしくても、どれほど良い治療を提供していても、資金が枯渇してしまえば医院は続きません。

医療機器への投資、人材採用、教育・研修、これらはすべて「お金」があるからこそ実現できるものです。

スタッフの安心と成長を守るのもお金

働きやすい職場づくりは、現在の歯科医院経営において極めて重要なテーマです。

給与、賞与、福利厚生など、スタッフの生活や成長に関わる項目は、すべてお金に直結しています。

「スタッフを大切にしたい」と本気で考えるのであれば、医院に十分な資金力があることは絶対条件です。

逆に言えば、医院にお金が不足している状態では、どれほど思いがあってもスタッフを守ることはできません。

「数字で語る」院長が医院を強くする

歯科医院は今、採用難や材料費の高騰など、多くの課題に直面しています。

これからの時代は、感覚や経験だけに頼った経営では通用しません。

レセプト1枚あたりの平均点数

C列・P列の稼働率

次回予約の取得率

キャンセル率

SPTが占める割合

こうした指標を把握し、改善すべきポイントを明確にし、“数字で医院を語れる院長”こそが、10年後も成長し続ける医院をつくります。

お金を大事にすることは、人を大切にすること

「お金より大事なものはない」という表現は誤解されやすいものですが、院長先生にとっての“お金”とは、医院の未来を左右する経営資源そのものです。

お金があるから医院は継続し、医院が継続するから患者様を診ることができ、お金があるからこそスタッフの生活と夢を支えることができます。

つまり、お金を大事にすることは、患者様とスタッフを大切にする覚悟そのものなのです。

A.P.O.managerでは歯科医院の収益を見える化し、収益向上に直結するポイントを数字で明らかにしていきます。

ここで大切なのは、その明らかになった数字をどう読むか、その数字をどう捉えるかどう扱うかはその数字に接する人次第ということです。

私たちコンサルタントは日頃から多くの歯科医院の数字に接し、最短最速で最大の効果があがるポイントを研究しています。

もしあなたの歯科医院の収益がよくわからない理由で上がっている下がっているのであれば、その理由はA.P.O.managerを使うことで明らかになるでしょう。

まもなく1年が終わります。

個人事業として診療を続けておられる先生にとって、12月は1年の締めくくりの月となります。

今年も先生にとって実りある一年となることを心より願っております。



原 浩恭(はら ひろやす)

株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング
コンサルティング部門 医業収入アップ シニアコンサルタント

明治大学卒業。

歯科医院を数多く顧問に持つ税理士法人2社に在籍後、株式会社歯科専門集患アウトソーシングに入社。

前職では歯科医院専門担当者として年間医業収入が2億円を超える歯科医院を数多く担当し、歯科医院が成長していく過程を熟知している。

得意分野はA.P.O.manager(経営数値管理ソフト)を使ったデータ分析。課題を把握して確実に成果を狙っていく。

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