三鬼 明香(みき あすか)
ライティングのスピードを上げる文章の型
From:松本 真由美(株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング)
セールスレターを書く際には、文章の質だけでなく、完成までに要する時間にも気を配らなければなりません。
ライティングのスピードは、ローンチ⇒読み手の反応⇒ブラッシュアップというレターのPDCA のスピード、ライティング技術向上のスピードにそのまま比例するからです。
本稿では、書くスピードを上げる型のひとつとして AIDA の法則についてお話しします。
なぜ型を覚えるとライティングのスピードが上がるのか
文章を書く際にイチから構成を練るのは、とてももったいない行いです。
先人たちが考え出した文章の型、構成というものがあり、それに当てはめて書けば、質の高い文章を効率的に書くことができるからです。
AIDA の法則とは
見込み客が商品を購入するまで4つの段階があり、それぞれの段階に合った文章を構成すべきという説の元に考え出された法則です。
AIDA の法則では、見込み客が購買という行動を起こすに至るまで、以下の工程を辿ると考えられています。
・Attention(注意を引かれる)
・Interest(関心を持つ)
・Desire(欲求を満足させるものであることを確認する)
・Action(購買行動を起こす)
そして、それぞれの段階に合わせて、以下のように文章などのコンテンツの配置すべきとされています。
⑴Attention
見込み客にとって、最初に目に入るパートです。ここでは、意外性のあるキャッチコピーや注意をレターへ向けさせるような画像などを配置します。
⑵Interest
Attention で注意を引かれた見込み客に、今度は興味を持って読み進めてもらえるようなモノ・サービスの内容について説明しなければなりません。
具体的にはあなたの売りたいモノ・サービスが持つベネフィットの提示、見込み客が抱えているであろう問題への共感などを配置することで、自分事として読み進めてもらいやすい文章になります。
⑶Desire
Interest で関心を抱いた見込み客に対して、あなたの売りたいモノ・サービスがどのように見込み客の欲求を満たすのか、問題を解決するのかを具体的に記述していくパートです。
あなたのモノ・サービスを使っている場面を詳細にイメージできるよう、できる限り具体的に書いていくことがポイントです。
⑷Action
あなたの売り込むモノ・サービスが自分の欲求を叶えてくれるものだと知った見込み客に対して、購買行動を促すパートです。
購入した後にどのような体験が得られるのか、Desire で記述したことよりももっと先の未来に触れ、購買活動に水を差さないように配慮しつつ、「お申込みはこちら」などの分かりやすいリンクまで誘導していきます。
AIDA はあなたのライティングを効果的かつ効率的なものにします
AIDA はたった4つの要素で構成されています。
そのシンプルな構成は、書く人にとってのライティングのスピードを上げるだけでなく、見込み客にとっても明快で読みやすい文章
をつくることができます。
また、見込み客の購買心理プロセスに沿った構成のため、各プロセスの目的をよく理解して文章を当て込むことで訴求力の高いレターになるのです。
文章の構成に迷う前に、ぜひ AIDA の法則に当てはめることから始めることをおすすめし
ます。
PROFILE
三鬼 明香(みき あすか)
株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング
マネジメント部門 マネジャー
歯科衛生士