三鬼 明香(みき あすか)
広告臭さを和らげる方法
From:松本 真由美(株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング)
セールスライティングにはどうしても“広告臭さ”というものがつきまといます。
セールスライティングは紛れもなく広告ですので、仕方のないことではありますが、あまりに広告感の強いものは胡散臭さを感じさせてしまい、見込み客が遠ざかってしまいます。
それでは広告臭さを隠すためにはどのように文章を書くべきでしょうか?
その答えは“語り口”にあります。
語り口はライティング全体の雰囲気を決定する
人との会話の中で、相手の興味を惹けるかどうかは、“何を話すか”よりも“どう話すか”が重要だと言われます。
声の大きさやテンポ、間の取り方などの話し方次第で自分の話しを興味深く聞いてもらえるかどうかが決定されるのです。
文章を書くにあたって、この話し方に相当するのが“語り口”です。
例えば、内容が同じでも、文語的な表現にするのか、それとも口語的な表現にするのかで読む人の印象が大きく変わります。
そして、直接相手と対峙する会話のシーンでは、声のトーンや表情、身振り手振りなど表現の手段が豊富にありますが、セールスライティングではその“語り口”に表現手段のウエイトが大きくかかります。
ライティング全体の雰囲気、ひいては相手に読んでもらえるかどうかが“語り口”で決定するのです。
広告っぽくない文章を書くための方法
友人に話すような話し言葉を使う
例えば次の文章のうち、どちらに人間味を感じるでしょうか?
いつもお世話になっております。先日は素敵なお店に連れて行っていただき誠にありがとうございました。あんな素敵なお店を知っておられるなんて仕事だけでなくプライベートも充実されていることがわかりました。見習わせていただきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
ありがとうございました!連れて行ってもらったお店めちゃくちゃうまくてビビりましたよ!ああいうお店ってどうやって見つけるんですか?仕事だけなく遊び方も教えてほしいです!
書いている内容はほとんど同じでも、後者の方が親近感がわき、本音で話しているように感じませんか?
ビジネスのような雰囲気ではなく、友達へ話すように口語的な表現を使う方が、計算や広告臭さを感じさせにくく、相手に心を開いてもらいやすくなります。
人間味を出さないのは損
文語的な表現は、相手に機械的な印象を与えセールスレターを書くこちら側を想像してもらうことが難しくなります。しかし、ぶっちゃけ話しのような口語的表現を使うことセールスレターを書いたこちら側の人間味を感じてもらうことで、ビジネス的な広告感を薄めることができます。
どうしても書いた文章の広告臭さが和らがないと感じた場合は、思い切って口語表現を使うということが突破口になるかもしれません。
PROFILE
三鬼 明香(みき あすか)
株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング
マネジメント部門 マネジャー
歯科衛生士