マーケティング


From:松本 真由美(株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング)

セールスライティングにおいて最も重要なのは、クロージングコピーです。
クロージングとは、見込み客に対して「購入を促す」ことを指します。
ライティングの最終目的を達成する部分であり、ヘッドラインやボディコピーがどれだけ秀逸でも、このクロージングがしっかり書けなければ、何も得ることができません。

今回は、クロージングコピーを強くする5つテクニックについてお話しします。


1.    メインベネフィットを繰り返す

クロージングの決め手は、こちらの提案により相手が受け取るベネフィットをダメ押しすることです。

同じ言葉を繰り返すのははばかれると思いがちですが、文章表現を変えつつ「あなたにとってこんな得がある」ということを遠慮なく繰り返すことが重要です。

相手の関心は、結局「自分がどれほど得するのか」というところにあります。

その関心に応えるために、繰り返しベネフィットを説明する必要があるのです。

ただ、これは相手に切り崩せないほど考えられた、相手志向のベネフィットを押す場合に限られます。

繰り返しを使う前に、提案に対する反論があった場合にどう処理するか、提案のベネフィットは具体的にどう相手の生活を向上させるのかを深く掘り下げておく必要があります。

2.    保証をプレゼンする

強い保証を打ち出すことには、顧客の行動を促す力があります。

「保証が強い」⇒「提案に自信がある」⇒「提案は良いものだ」

というように、保証が強いことが提案の強さを証明してくれる効果があります。



3.    顧客に繰り返し購入・行動を求める

決断を先延ばしにさせないためには、購入・行動を繰り返し促す必要があります。

もちろん繰り返すとはいっても、機械的に同じ言葉を繰り返すのではなく、フレーズや理由を変えて繰り返さなければなりません。

なぜ「今」行動することが相手にとって最高のタイミングなのか、その理由を更に付け加えるといいでしょう。


4.    今すぐ何をすべきかを明確に伝える

相手にとって欲しい行動をひとつひとつ指示することも重要です。

問い合わせやネット予約、電話などのベネフィットを得るために相手がとるべき行動を明確に伝えられているかどうかでクロージングの確率が大きく変わります。



5.    パワフルな追伸(P.S.)をつける

レターの最後に強力な追伸をつけることも不可欠です。

追伸は、レターの中でヘッドラインに次いで読まれる可能性の高いブロックであり、ここでインパクトを残すことができると成約率が高まります。

追伸を強力にするためには、緊急性を強調する文章が効果的です。

読む人の重い腰を動かすためには、なぜ今すぐ行動しなければならないのかその理由を伝えなければいけません。

判断を先延ばしにすると、相手がどういう不利益を被ることになるのか、それを説明して行動を促すのです。



以上、セールスライティングにおけるクロージングの5つのテクニックをご紹介しました。

どんなに相手の心情に訴える文章を書いても、最後のクロージングで失敗すれば、そのレターは何の価値も生みません。

ヘッドラインやボディコピーよりも頭を悩ませて、しっかり吟味する必要のある重要なブロックです。

クロージングの部分で筆が止まってしまった際には、これらの5つのテクニックに立ち返ってみると良いアイディアが浮かぶかもしれません。


三鬼 明香(みき あすか)

株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング
マネジメント部門 マネジャー
歯科衛生士

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