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From:氏家 楓(株式会社 歯科専門 集患アウトソーシング)

文章の骨組みや、肉付けもして、さあ良い文章ができたぞ!と満足していませんか?
一生懸命、あなたが時間を費やして書き上げたその文章は、読んでもらいたい相手にとって本当に読みやすい記事でしょうか?

前回は、文章がうまくまとまらない方に向けて、わかりやすくするためのポイントを書きました。今回は、私もよく陥ってしまいがちな「読みやすい文章なのか」を振り返るための3つのポイントについてです。

あなたが、医院のホームページやブログに載せる文章を書き終えた後。振り返ってほしい事についてのお話です。


① 文章を書いたら一晩寝かす

書き上げた文章は、時間を空けてから再度読み返し、推敲することがとても重要です。例えば、夜書いたら翌日の朝に読み返す。というように。

その時は「誤字脱字もなく文章の構成も完璧だ!」と思っても、時間を空けてから読むと、気持ちが冷静になって視点が少し変わります。案外必要の無い情報が多かったり、伝えたい内容がぼやけてしまっていたり。

ほんの少し文章を並べ替えるだけでインパクトのあるものに変化するということを、私自身何度も身をもって実感しております。「文章を書いたら一晩寝かせる」のは、必須です!!


② 1記事1テーマの徹底

あれもこれも伝えたい!知ってほしい!という時、想いのままに文章を詰め込み過ぎてしまい内容がゴチャゴチャしてしまうことはありませんか。「この文章では、どれが一番重要なキーワードなんだ?」「結局言いたい事はなんだ?」これ、私がよく陥る課題です・・・。

前回もお伝えしたように、付箋などで伝えたい内容をリスト化し、「読み手にとって本当に必要な情報か」「必ず伝えるべき内容か」の選別をしましょう。むやみに情報を詰め込む必要はありません。

ブログでしたら1ブログ1テーマ、ホームページであれば小児向けの定期健診のページには小児向けの内容のみということです。それでも上手くいかない場合は、100字程度で伝えたい内容を要約してみると、相手に伝えたい事は何かが明確になります。行き詰ってお困りの際は、ぜひ。


③ 見出しを見たらその内容がわかるように

見出し(=ヘッドライン)には、読み手に取って本当に重要で関心のある事を書きましょう。興味を持ってくれた読み手(=患者様)は、文章のすみずみまでしっかりと熟読してくれるかもしれません。しかし、それはごく稀です。

ほとんどの読み手は、流し読みのようにブログを読んでいくでしょう。そのため、見出しを見たら「ここにはこんな内容が書いてありますよ」とわかってもらうことが重要です。

ほとんどの人は、本文を読まなくても、見出しは必ず読みます。「重要なキーワードや中身もわかる」簡潔な見出しを作ることで、流し読みをしても内容がだいたいわかり、自分が知りたい内容なのか本文に興味をもちやすくなります。

読み手にとって必要な情報を、読みやすく、わかりやすく。文章を書く上では、永遠の課題ですね。



あなたが時間を費やして考えた文章。せっかくなら、多くの患者様に読んでいただきたいです。

頭の中を整理して、必要な情報を選別し、さらにブラッシュアップさせていきましょう!


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